表彰を行う目的

製品安全対策優良企業表彰とは、経済産業省が主宰する表彰です。製品の安全に積極的に取り組んでいる企業を公募し、経済産業省の厳正な審査を経て、製品安全対策が優良な企業として表彰されるものです。対象となるのは製造事業者、輸入事業者、小売販売事業者になります。
この製品安全対策優良企業表彰で審査されるのは、個々の製品の安全ではなく、その企業の全体の活動について評価されます。例えば、輸入事業者では、輸入している製品に対するリスクアセスメントや品質管理、製品の正しい使い方の情報発信などが評価の対象になります。
製品安全対策優良企業表彰の目的は、企業における安全意識を向上させることにあります。その背景には、昨今、身近な製品による重大な事故などが取り沙汰され、社会問題として消費者の中でその関心が高まったことがあります。消費者は企業が提供する製品に対し、その安全性を強く求めるようになっており、この製品安全対策優良企業表彰はそのニーズを汲み取り、企業の意識向上を通して、製品の安全を重要視する製品安全文化の定着を図り、より安全で安心な社会を実現することを目的としています。
そんな社会の実現を目的とした枠組みは、他にも「製品事故情報報告・公表制度」や「長期使用製品安全点検・表示制度」が存在します。
「製品事故情報報告・公表制度」は、製造業者や輸入業者が製造・輸入した製品において、重大な事故が発生した場合の国への報告を義務化したもので、罰則などもあるものです。
「長期使用製品安全点検・表示制度」は、製品を長期的に使用するための消費者による安全点検や保守の支援や経年劣化によるリスクの注意 喚起を行う表示に関する制度です。
製品安全対策優良企業表彰はこれらの義務的な側面の強い制度とは別に、企業の自主的な安全意識の向上に寄与するべく設けられた性格の強い制度とも言えます。
また、製品安全対策優良企業として表彰を受けた企業は、製品安全対策優良企業のロゴマークを使用して、製品安全対策優良企業であることをPRすることができます。